京町家再生プロジェクト

〜人を想い、暮らしをつくる〜

第5回

模型制作発表

7月3日(木)、弊社主催のプロジェクト「京町家再生プロジェクト~人を想い、暮らしをつくる~」の第5回が開催されました。今回は、前半の節目となる「模型制作発表」を実施しました。発表に先立ち、生川教授から、今回の模型制作は、京町家の基本的な構造理解を深めることを目的として制作されたと説明がありました。

まず、前回発表したペルソナをさらに掘り下げ、住む人が抱える問題や悩み、その解決方法や得られる暮らしの価値について発表しました。

その上で、各自が制作した模型を紹介。限られた空間をどのように活用するか、特に「階段の設置」に工夫を凝らす様子が目立ちました。また、設定したペルソナの人物が実際に暮らした場合を想定し、それぞれの京町家の使い方を丁寧に説明していただきました。

発表された模型はどれも精巧に仕上げられており、制作者ごとのこだわりが表れていました。
これまで学んだ「ハード面の構造理解(開口部を通じた四季の体感や建材の工夫)」、そして「ソフト面の暮らし方や地域活性化(コミュニティの場づくりなど)」が随所に反映されていました。

装飾にもこだわり
2階に浴室を配置
構造理解に集中
建具を減らした間取り
土間部分を有効活用
地域住民との交流拠点に
冷蔵庫が納まる箱階段

各発表後には、本物件設計士の末川氏より講評をいただきました。

どの模型も基本的な構造理解ができていると高く評価され、実際の設計の中で学生と同じ視点を持つこともあると語られました。学生の皆さんにとって、自信に繋がる貴重なフィードバックになったのではないでしょうか。

学生の皆さま、模型制作を通じて真剣に取り組んでいただきありがとうございました。京町家を再活用し、後世へ繋げていく大切さを改めて実感できる機会となりました。

次回は10月に、修復中の本物件の現場視察を予定しています。模型を制作した経験を踏まえた上での見学は、また新たな気づきに繋がるはずです。どうぞご期待ください。